You may ask: What is there in my English skills that can change only within 30 days? What is to be expected only with 10,000 yen?
前期10日間 Unit 1、2、3:自分の英語力を知る必要
わかっているようで、わかっていない
自分の英語力
プロの英語力診断テスト
英語力不足の原因と英語力伸び悩み・頭打ちの根因は、母国語日本語で十分発揮できている自分の言語能力が、英語では、その何分の1、何十分の1しか発揮されないままになっているからである。
「何分の1」「何十分の1」で英語がマスターできるわけがないのだ。単純計算でいくと英語でも全的に発揮されている言語能力での1時間の英語学習で達成される学習成果を上げるのに「10分の1」では10時間を要することになり、1年の成果を上げるのに「10分の1」では10年も要することになる。
この故に、持てる言語能力を英語で積極的に、集中的に働かせる英語学習が必要になる。
英語で、学習者の言語能力を日本語並に、つまりネイティブ並みに発揮させる——これがプロ英語教育TMシステムの英語学習原理であり、プロ英語教育の真髄である。
- TMシステム(The Thorough Mastering System)
- 英語の文法と技法の全容を実際的に深く、深く実際的に教えきる初の英語習熟教育。
英語力というと、一般に、リーディング力、ライティング力、スピーキング力、リスニング力の4能力を意味するが、この4能力は2つに大別される。
- ■ 英語のセンテンスを作る能力(能動的英語力):
- ライティング力、スピーキング力。
- ■ 作られた英語のセンテンスを理解する能力(受動的英語力):
- リーディング力、リスニング力。
TOEICは受動的英語力を測定するテストであり、英検1級テストは、受動的英語力と能動的英語力の両方を測定しようとする意図のものであるが、ライティング力という高度な英語力を測定するには高度に洗練したテストが必要である。
文法力(単語を語群化し、語群を文構造化する能力)は言語能力の本体であり、文法は言語のオペレーティングシステム (operating system)である。
私たちが抱えている英語問題は、英文法の理解の大不足のため、日本語のプラットフォーム(platform)でうまく作動している言語能力が英語のプラットフォームではうまく作動していないことである。
英語力の底力:英語のプラットフォームで発揮できる言語能力
英語の習得のスピードを決定するのは「底力」である。「底力」が大きく不足している学習者は、20年、30年、40年英語をやっても英語がマスターできない。
英語を学習する上で、特に本気で英語をマスターしようという人の場合、自分にどれだけの「底力」があるのかはっきり自覚することは極めて大切である。
なんとなれば、自分にさしたる「底力」がないと気づけば、それがこれまでの英語学習を見直す契機となり、英語学習が浅かったこと、表層的であったことに気づく絶好の機会となるからだ。
プロの英語力診断テストの2大特色
- ■「底力」をテストする初の英語テスト
- ■「底力」を測るだけでなく、「底力」をつける英語テスト。
プロは英語習得に必要なものを、たとえ今まで全く存在しなかったものでも、必要な時に、必要なだけ提供することができる。「底力」のテストは世界初の英語テストである。
TOEICテストを受験することで英語力が伸びることはないし、英語力を伸ばすためにTOEICを受験する人もいない。
しかし、「底力」テストは、英語のプラットフォームでのあなたの言語能力の作動の程度を診断するだけに、あなたの言語能力を英語で最大限に働かせる。
能力という力は、筋力も含め、最大限で使うことで伸びるものであり、言語能力に強いインパクトを与える「底力」テストは、あなたの英語能力が英語のプラットフォームでよりよく働くように「教育」する。「底力」テストの効果は、筋力運動と違い、持続する。
プロの英語力診断テストの3タイプ
■ Unit1 プロの並び替え問題6問
これまでのアマの並び替え問題は、いわば2+3=5の1つだけ、一方プロは1+4=5、1+2+2=5、2+3=5の3通り――与えられた単語で1センテンスだけできる並び替え問題と、複数のセンテンスができるという前提で、実際に3センテンス以上作ることができるプロの並び替え問題では英語で言語能力を使う程度に大差がある。「ある程度」と「最大限」の間には限りなく大きな差がある。
■ Unit2 プロの誤り訂正問題6問
誤り訂正問題は、それ自体でいくらでも高度になりえる。
プロの誤り訂正問題の特色は、1つの誤りを複数に訂正するところにある。
1つの誤りを1通りしか訂正できないのと、2通り、3通りに訂正できるのでは「底力」に大きな差がある。この「差」の英語学習が「底力」を伸ばす。
■ Unit3 プロの文法問題6問
文法問題というもの、中学の文法問題もあれあ、高校の文法問題もある。
プロの文法問題は、英語のプラットフォームのオペレーティングシステムである英文法のアルゴリズム(algorithm)である「変形(transformation)を問題にする。
「変形(意味が変わらず形態が変わること)」が英文法の中核であることを未だ認知していないアマ英語教育にあっては、変形に係る多くの文法ルールが教えられていないままである。
「こんな重要な文法ルールを今の今まで知らなかったとは!」――プロの文法問題は、一瞬、あなたを複雑な気持ちにするかもしれない。しかし、英語で「開眼」の切っ掛けとなることは確かである。
Unit1 プロの並び替え問題 6問
単語を語群化し、語群を配列して文の要素化することで文構造を構成し、センテンスを形成する――これが、言語能力の根本機能である。
したがって、英語能力を根本的に検査する方法は、複数の英単語を与えてセンテンスをつくらせてみることであり、テスト形式としては「並び替え問題」になる。
しかし、ここで肝心要は、あなたの英語能力を最大限で発揮させ、「最大限」をテストすることであり、あなたの「最大限」を引き出せるのがプロの並び替え問題である。
プロ英語教育TMシステムの「並び替え問題」は「複数の単語で複数のセンテンス」――例えば、
- [問1]
- 以下の5語からなるセンテンスを作りなさい。
I I mean say what
5語を語群化すると、I、I、mean、say、 what I say、 what I mean の6つの語群となる。
語群を文の要素(element of the sentence)化すると、① 主語 I、動詞 mean の目的語は what I say(what は関係代名詞)、述語 mean what I say ② 主語 I、動詞 say の目的語は what I mean、述語 say what I mean となり、文構造(S+Vの構造)が構成され、以下の2センテンスが形成される。
- I mean what I way.
(私は本気だ。)
- I say what I mean.
(私の言うことに他意はない。)
a. 文は I mean business. と同義であり、b. の文意を少し強めて言えば、Whatever I say you can take literally.(私の言うことは何でも、そのまま受けとればいい:文頭の whatever 節はtake の目的語)、a.、b. 両文とも慣用表現である。
問1は「複数の単語で複数のセンテンス」を解説するために故意にやさしくしてあるが、Unit 1 であなたが相手にする「プロの並び替え問題」は、いずれも手ごわい。
「プロの並び替え問題」はアマの並び替え問題と違い、どこまでも高度になりえる――例えば、
- [問2]
- 以下の11語からなるセンテンスを作りなさい。
but company failed friends his of rebuild some the to tried
テスト時間が100分でも、この1題で十分――5センテンス、6センテンス作って、完答!めでたしめでたしの方は、まだ相当におめでたい人である。
Unit 1の「プロの並び替え問題」は問1ほど簡単のものも、問2ほど高度なものも含まない。
Unit2 プロの誤り訂正問題 6問
「プロの誤り訂正問題」の味噌は誤りを1通りに訂正するのではなく、複数通りに訂正させ、脳みそを絞らざるを得なくするところにある。
――例えば、
- [問]
- 以下の英文の誤りを訂正しなさい。
The mayor was able to deliver on every of his campaign pledges.
- ■ 訂正箇所:
- every of his campaign pledges
every は形容詞、したがって every of は非文法。
- ● 訂正1:every → each
- 形容詞 every を代名詞 each に代える(each の品詞は形容詞と代名詞と副詞)。
- 訂正文1:
- The mayor was able to deliver on each of his campaign pledges.
- ● 訂正2:every → every one
- every の後に代名詞 one を付加する。
- 訂正文2:
- The mayor was able to deliver on every one of his campaign pledges.
- ● 訳:
- 市長は1つ1つの選挙公約をなんとか果たすことができた。
「1つ1つ」をさらに強調するなら、sick and tired of(ほとほとうんざりした)式の同意語の反復手法で each and every one of his campaign pledges。
さて、この例題は、もちろん、「複数通り」の例で、 rack one's brains(脳みそを絞る)の例にはなっていないが、この点は、時には crack a joke、脳みそをくすぐる程度で悪しからず。
Unit3 プロの文法問題 6問
「プロの文法問題」は英文法の中核である「変形」に関する知識、理解、応用力を問う。
例えば、
- [問1]
- 以下の文を否定文にしなさい。
No wonder you wonder about this question.
(あなたがこの問を疑問に思うのも無理はない。)
- [問2]
- 以下の文を疑問文にしなさい。
No wonder you wonder about this question.
- [問3]
- 以下の文に副詞 then(だから)を付加しなさい。
No wonder you wonder about this question.
問1には2通りに答えることができる。
問2は完答できるかどうかがポイント。この問は6問の「プロの文法問題」の1題。
問3の答が以下の英文なら、非文法で誤り。
* No wonder, then, you wonder about this question.
英文法は、いわば、「変形」入りの気合の入ったプロの英文法と「変形」抜きの気の抜けたアマの英文法がある。
英語を本気でマスターしようという方々は、「プロ」でいく必要がある。
中期16日間 Unit 4、5:英語の論理の通り方、通し方を知る必要
英語は「裏」のある言語
プロ英語は表裏一体の英語学習
英語は論理的な言語であると言われてきたし、実際、論理的な、つまり文法論理がすっきり、きちんと通る言語である。
しかし、英語という言語は単純に論理的であるのではなく、高度に論理的である。
英語は「表」だけを見て論理的なのではなく、「裏」まで見透かして非常に論理的な言語なのである。
だから、「文法論理がすっきり、きちんと通る」と言っても、文法論理は単純明快なのではなく、複雑にして明快なのである。
例えば、
- [問1]
- a. 文が正しく、b. 文が非文法であるのはなぜ?
- What does it matter if you miss a meal or two?
(1食や2食、食べ損なったって、どうっていうことはないじゃないか)
- * How does it matter if you miss a meal or two?
matter は自動詞、だから疑問代名詞 What(a. 文)は matter の目的語にならない――だったら、疑問副詞 How(b. 文)でないと文法論理が通らないのではないか?
アマ英語教育は、この What は How の代用をしている、と説明ならぬ説明でお茶を濁すが、ではなぜ What で How を代用しなければならないのかという点が疑問になる。
例えば、
- [問2]
- 以下の3文は同構造か?
- I want Ron to coach the team.
(私はロンにそのチームのコーチをしてほしい。)
- I promised Ron to coach the team.
(私はロンにそのチームのコーチをすることを約束した。)
- * I hope Ron to coach the team.
(私はロンがそのチームのコーチをすることを期待している。)
「同構造」とは同じ S(I)+V(want / promised / hope)+O(Ron)+C(to coach the team)の文構造という意味である。
しかし、a. 文ではコーチするのはロンであり、b. 文ではコーチするのは私であり、c. 文ではコーチするのはロンであるが、文法界では動詞 hope は S+V+O+C(to 不定詞句)の文構造をとらないことになっているので非文法になる。
アマ英語教育は S+ hope +O+C が非文法となる理由がわからないまま S+ hope +O(that 節)(I hope that Ron will coach the team.)を使うとするが、理由はあるのであり、プロはきちんと説明することですっきり文法論理を通すことができる。
例えば、
- [問3]
- 以下の2文は同構造か?
- I expected Ron to coach the team.
(私はロンがそのチームのコーチをするものと思っていた。)
- I persuaded Ron to coach the team.
(私はそのチームのコーチをするようロンを説得した。)
やはり、S+V+O+C(to 不定詞句)の2文であるが、 問3は2つの小問で展開する。
- [小問1]
- a. 文、b. 文には主語はいくつあるか?
動詞には必ず主語があり、主語のない動詞というものはありえないから、a. 文、b. 文には expected、persuaded の主語 I と coach の主語 Ron の各2つの主語があることになり、動詞 coach の文構造は以下の S+V+O である。
S(Ron)+V(coach)+O(the team)
- [小問2]
- a. 文、b. 文の動詞 coach を受動態(passive voice)に変えなさい。
すると、a. 文は c. 文に、b. 文は d. 文に変わるが、b. 文と d. 文の文意はがらりと変わり、説得する相手が Ron から the team に変わり、b. → d. で異変の発生。
- I expected the team to be coached by Ron.
(私はそのチームがロンにコーチしてもらうことになると思っていた。)
- I persuaded the team to be coached by Ron.
(私はロンにコーチしてもらうようそのチームを説得した。)
能動 → 受動で文意が変わるわけがない。a. → c.で文意は変わらない、しかし、b. → d. で文意が変わるということは、a. 文の S+V+O+C は見た目どおりの S+V+O+C、一方 b. 文の S+V+O+C には「裏」があることになる。
だから、文法論理は「裏」を通過しないと通らない。
ところで、「a. 文の S+V+O+C は見た目どおりの S+V+O+C 」といったが、実のところ、 S+V+O+C の文型(sentence pattern)は、C が to 不定詞句であろうとあるまいと、全て「裏」がある。
いつまでたっても、アマ英語教育が文型モデルを完成できないことにも裏が、つまり、理由がある。英語の文型がいかなる原理、法則に基づくのか、、まず「原理」「法則」を確立しなければ、文型論に文法論理を通すことは決してできない。
昔から今日に至るまで、5文型論は、英語には5つ以上の文型があると批判され続けてきたが、今もって基本5文型のままである。文法論理が最後の最後まできちんと通っていない6文型論も7文型論も5文型論の50歩、100歩にほかならない。
プロ英語教育TMシステムの文型モデルは9文型――例えば、S+V+C は9文型の1つであるが、同じ S+V+C でも基本文型の S+V+C もあれば、変形生成した派生文型の S+V+C もあれば、TMシステムで外補語(extracomplement)と呼ぶ特別な補語で形成する S+V+C もあり、TMシステムの9文型は奥が深いわけである。
世界的にも、歴史的にも初めて英語の文型モデルを完成させたTMシステムの9文型モデルは、いわば、文法界の super model である。
- [問4]
- 副詞 maybe(たぶん)は助動詞 may と動詞 be が結合した形態か?
助動詞と動詞がくっついて副詞になるような言語が、そも、論理的な言語であろうか?と、あなたは思うかも――しかし、ここでも、英語の論理はすっきり、きちんと通るのである。
Unit 4、5 は大問各4題(問1、問4は Unit 5 の大問4つの中の2題)と多数の小問で構成――小問を介して大問がどんどん展開、発展していく、おもしろいよ!
英語の論理の通り方、通し方を知ることは、要するに、英語が根本的にどういう言語なのかを知ることである。
英語の論理の通り方、通し方を会得した人が英語通であり、英語通の英語の見方、見え方は英語半可通の見方、見え方とは根本的に違うのだ。
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