It is a long lane that has no turning.
(待てば海路の日和あり)

My experiences tell me that I have already turned the corner quite a few times in this life; so I'm only too ready to accept the proverb as a way of praising patience and persistence. Sadly, there have always been some who'd reached the breaking point and chosen to get off the lane altogether before a turning point came. This is a sticking point about a life that looks, in bad times, like a long, long lane with no turning.
(経験的に言って、この人生でもう何度も峠を越えてきましたから、この諺は忍耐と粘りへのひとつの称賛としてすんなり入ってきますね。悲しいかな、いつの世にも転機が訪れる前に忍耐の限界に至り人生路から出て行ってしまうことにした人たちがいるもの。ここが、逆境にあっては曲がり角のない長い長い道に見える人生でひっかかるところ)

[問1]
強調構文It...thatを活用した以下の諺にはこの強調構文の特別な応用展開がある、それは何か。
  1. It is a long lane that has no turning.
    (ことわざ:待てば海路の日和あり)

the last straw(忍耐の限度を超えさせるもの)という成句がありますね。the final strawとも言いますが、It...thatの強調構文形式の諺から勢い飛び出した強調効果満点のthe last strawというわけです。

  1. It is the last straw that breaks the camel's back.
    (ことわざ:ラクダの背骨を折るのは最後に載せた一本のわらだ)

It...thatをspringboard(跳躍板)に使って飛び出す前(b.)の前はc.。

  1. The last straw breaks the camel's back.

c.の主語the last strawと述部breaks the camel's backを分裂させ、It...thatの型にはめて強調する語句the last strawをthatの前に置く――この構造展開から見るとIt...thatの強調構文(emphatic construction)は分裂文(cleft sentence)、この分裂文でd.のTime and tideを強調すると見た目はa.とそっくりのe.になりますね。

  1. Time and tide wait for no man.
    (ことわざ:歳月人を待たず)
  2. It is time and tide that wait for no man.
  3. It is a long lane that has no turning.

e.もa.もIt...that構文、関係代名詞thatはwait、hasの主語、文末は「no+単数名詞(no man、no turning)」――でも中身はまるで違いますよ、どこが?

[答]
a.文はIt...thatの強調構文であるが、分裂文ではない。

出ましたね、とほうもない答が。「分裂文でないIt...thatの強調構文」なんて文法分裂のような矛盾がありえるのだろうか――とあなたは英文法を疑う振りをして、実は私が精神分裂の気があるのではと疑うでしょうね。この「超えた構文」を解説する前に、この構文が確立した表現形式である証拠として同構文の別の一文を例示しましょう。

  1. It's an ill wind that blows nobody good.
    (ことわざ: 甲の損は乙の得)

もしIt is a long lane that has no turning.が分裂文であるなら、分裂前の姿は分裂した主語(a long lane)と述部(has no turning)を再結合したg.文。

  1. A long lane has no turning.
    (長い道には曲がり角がない)

a.の諺とg.は同じ意味でしょうか。全然違う意味ですね。違うだけでなく、そもそもg.はナンセンス、分岐点(turning)のない道などあるわけがない。ましてや長い道(long lane)で。

諺の直訳:
曲がり角のないのは長い道だ。
諺の意味:
分岐点(turning)が来ないまま道がどんどん延びていけば、その道は長い道になってしまう。しかし実際には分岐点のない道はない。同様に辛く長い人生路にも必ず転換期(turning point)が来る。
[問2]
以下の2文が同義となるよう、空所に適語を1語ずつ補いなさい。
  1. It is a long lane that has no turning.
  2. There is (        ) (        ) (        ) (        ) (        ) (        ).

a.の「反語」という意味の二重性は二重否定 (double negative)で解けますね。

[答]
  1. There is no lane that has no turning.
    (曲がり角のない道はない)

There is no such thing as...の表現形式を活用して、二重否定の意味の流れでもう1文言い換えると、

  1. There is no such thing as a lane with no turning.
    (曲がり角のない道のようなものはない)
(注)
a lane with no turning=a lane without any turning、with noはwithout anyより強意。

反語のひねりも二重否定のねじれもないストレートな表現なら、

  1. Every lane has turnings.
    (どの道にも曲がり角はある)

つまりa.、h.、i.3文はj.の表現展開、a.のような分裂文でないIt...thatはan emphatic construction with an ironic tonic(アイロニー強調効果強調構文)、私はこの表現形式を反語強調構文と呼んでいます。

[問3]
以下の諺を反語強調構文で言い換えなさい。
  1. Every cloud has a silver lining.
    (ことわざ: どんな雲でも裏は銀白に輝いている)

It is a long lane that has no turning.とEvery cloud has a silver lining.は共に逆境にある人を励ます諺であるのが共通点、中心的語句long lane、silver liningの各2語が共に[l]の流音(liquid)を持っているという見落としがちな共通点もありますよ。しかしEvery cloud has a silver lining.はIt...thatの反語強調構文にすんなり、しっくり言い換えられるという見えざる共通点もあるのです。すると以下の表現形式になりますね。

  1. It is a (      ) cloud that has no silver lining.

(      )に入る1語は何でしょうか。それはblack――するとblackとsilverがコントラストをなし、表現はとてもcolorful。Every cloud has a silver lining.は反語強調構文がとてもお似合い。

[答]
  1. It is a black cloud that has no silver lining.
    (銀の裏張りのないのは黒雲だ)

共通の表現形式になったところで改めて2つの諺を並べてみると、両文の文尾の語turning、liningの語尾が共に-ingという妙な共通点にも気づきますね。

分裂文の体裁で分裂文でない反語強調構文は分裂文「超越」――英語英文法を超える、この自己超越という英語の究極の姿の中に、「文法プラス技法」の英語の本質と、表現的自由と豊かさをあくまで追求してやまない英語のスピリットが顕現しています。

gutter(溝)のsnipe(シギ)と喩えられたguttersnipe(スラム街の子供)にはスラムといういわば逆境地域がその全世界、人間は、特に子供は順応性が大、gutter(どん底生活)にあって逆境を意識しないのは不幸中の幸い。英語教育にもガタガタの「gutter教育」という英語学習に逆運を招く「どん底」がありますよ。 どこに?――とあなたは問いますか?

There's a reason for everything.(ことわざ: 何事にも理由がある)と言いますが、英語習得の中間地点「英検1級」到達が非常に困難になるのは、レベルの低い英語学習をしているから――上質の高レベル学習1時間で達成できることが、低レベル学習だと5時間、10時間かかる、何時間かかっても達成できないことにもなる、故に莫大な時間がgo down the gutter(むだになる: 正式のイディオムはgo down the drain)、故に低レベル学習者は慢性の時間不足に病む、故に英語力は伸び悩む――英検1級が高嶺の花になる本当の理由は、低レベル英語学習でそこまで到達できるほど学習時間にゆとりのある人が非常に少ないから。「英語学習=低レベル英語学習」の英語教育環境は「逆境」以外のなにものでもありません。

逆境では以下3つのことがわからなくなってしまいます。

  1. 授業や本で教えていること以外に、英語には積極的に学習すべきことがうんと沢山あることがわからない。例えば、英語には40以上の強調構文がある。
  2. どれぐらい英語ができないのかがわかっていない。例えば、TOEIC800点、900点台だともうかなり英語ができると思ってしまう。TOEICは「かなりの英語力」を測定できるテスト形式のテストではない。
  3. どれくらい英語ができるようになれるのかがわかっていない。例えば、1日1時間の英語学習3箇月で「別人」の上達、などあるわけがないと思ってしまう。

英語学習を本質的に進化させるのが英語教育の実質的進歩――戦後の日本は文字通りrose from the ashes、奇跡的成長を遂げた日本経済は灰から蘇ったphoenix、この間半世紀以上、進化進歩なく実質ゼロ成長の英語教育はsnipe。21世紀に蘇った英語教育のphoenixはTMシステム

「英語、ことわざ10選」で「プラス技法」の英語を「実物」で初紹介しましたが、ここから先は英語学習·教育の「それ以前、それ以後」となる「英語オンライン講座 ハイテク英語第1道場」でお待ちしています。

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